「………」

「‥‥‥」


エレベーターで陽菜と二人きり。



ぶっちゃけ、私から陽菜に話すことはないから、陽菜が話さない限り会話がないんだよね(汗)


なんか気まず…

早く1階に着け―――!!!





「ねェ…」




陽菜がそっと口を開く。

ちらっと隣を見ると、陽菜は自分の爪をいじっていた。




「ん…?」

「……最近さぁ、ギタリストの新人さん入ったでしょ??」


!!

陽菜は爪をいじったまま、こっちをみたいで言った。



ギタリストの新人って……慶のことだよね‥?


「……入った‥けど…」


何…………?




「私のバンドにもね〜入ったんだぁ。ギターの新人♪」