バスルームの中の洗面所で、おそろいの色違いの歯ブラシで、肩を並べ歯を磨く。



つん



「ブフっ!」


慶が私のお腹をくすぐる。

そのせいで、口から歯磨き粉が出そうになってしまう。





「はにすんのっ、ふかっっ!!(なにすんのっ、バカっっ!!)」


慶の腕を叩く私。




「なに言ってっかわかりませーん」


さっさとうがいを済ませ、バスルームから出て行く慶。

私もうがいをし、バスルームをあとにした。





バスルームから出ると、タバコの香りがどこからかする。

寝室を覗くと、慶がベットに寝転がりタバコを吸っていた。




「ここは禁煙でーす!」

「今日から喫煙でーす…」

「禁煙!」

「喫煙!」

「バカっ」

「バカっ」


「もうマネしないで〜」

「もうマネしないで〜」



う……こいつめ(汗)




「わかったわかった。もうマネしないから…」

「本当?」

「ほんとほんと」