「慶ごめん!またかけ直す!」

『わかった』







「どした?」


電話を切り、マッスーに近寄る私。




「今、事務所から連絡があって…予想通り、大変な騒ぎになってるよ(汗)」

「大変な騒ぎって、週刊誌のこと?」

「うん!今空港は、マスコミで大変なことになってるって!」

「マジ(汗)!?」


うわ〜

大変なことになってきた(汗)




「で。危ないからセキュリティーの人雇ったからね!」

「……はい?」


セキュリティーの人…?



「どーも。」

「ぅげ!!!!」


マッスーの背後から、スキンヘッドで筋肉もりもりのオッサンが出てくる。

あまりの迫力に、私は言葉を失ってしまった…(汗)





「え、えっと…(汗)」

「SPの渡辺です。ナベちゃんって呼んでください。」

「………はい」


ナベちゃん(?)はそう言ってニッコリと笑い、私に握手を求めた。