私は慶の服をギュッと握りしめ、胸に顔をうずめた。


…ってゆうか、今慶が着てる服・・私のスウェットじゃん(汗)

どっから引っ張り出してきたんだろ…(汗)


まぁ、いいけどさ。





カチ…カチ……




時計の針の音。


慶に抱きしめられながらチラッと時計を見る私。



……10時半・・

あと30分………


・・ハァ…本当に時間が止まって欲しい……




「今日……」




すると、突然口を開く慶。



「ん?」


私はうずめていた顔を上げ、慶の顔を見つめる。









「…今日・・お前が仕事終わんの……ココで待ってっから…」

「……え‥?ココで!?」

「うん。俺今日休みだし…いったん家に帰って……服とか‥ギターとか荷物持って来る。今日から俺ココに住む」


「え――――!!?」