後ろから聞こえる慶の声。

振り返ると、慶が私の後ろにしゃがみ込んでいた。




「べ、別に…紅と電話を・・(汗)」

「昨日の報告でもしたのか?」

「う…(汗)」

「……当たりだな(笑)」


なぜバレる……?




「お前のことは全てお見通しなんだよ…」

「ぅわ!」


すると突然、私をヒョイと持ち上げる慶。



「昨日、お前をベッドに運んだ時も思ったけど…お前軽いな。」

「か、軽くなーい(汗)!おろしてよッ!!」

「……ん。」


ドスンッ



「わ!!」


ソファーに雑におろされた私。




「…もお、なんな・・・ン!」


私の上にまたがり、いきなりキスをして来る慶。


文句言おうと思ったのに…なんにも言えなくなってしまった。





「・・・・」

「…………」


そして慶は唇をそっと離して、私を抱きしめた。