「ハハ。そしたら案の定…お前やってくれたもんな(笑)紅ちゃんと。」

「〜〜〜」


なんだこの人…!

この人には一生かなわない気がするのは私だけ(汗)?





「……俺的には‥ホワイトデーにお返しするついでに、お前に告ろうと思ってたんだけどな・・」




「…そうなの?」

「うん。」


慶はタバコを灰皿で消し、猫たちを抱きかかえた。




……嬉しい。


慶‥ホワイトデーとか私に告るとか…考えてくれてたんだ……




「……で、なに欲しい?」

「え?」

「ホワイトデー」


「ああ、ホワイトデーね。でも私…もう慶からもらってるよ?」

「は?俺、お前に物あげたことなんかあったっけ?」

「ほらアレだよ!」

「???」


私はテレビの横の本棚から、小さな器を持ち慶に見せた。


その器は花の形になっていて、中には薄ピンク色の貝殻が置いてある。




「コレ……前に私にくれたでしょ?」