「な、なにそれ(汗)どーゆー意味!?」

「お前がもっと早く気持ちが固まってれば、俺はもっと早くお前ん家にあがれたんだよ…」



なっ……!

「あ‥私のせい?だったら慶から言えば良かったでしょ!!」

「…は?俺はお前を待ってたんだけど。」

??


「“待ってた”って?」


どーゆーこと…?


慶はちゃわんとおわんを下ろしてしゃがみ、二匹と遊び出す。





「ジャンプ!」

『にゃーにゃー』


慶は自分がつけているネックレスを外し、それをオモチャにて二匹とじゃれ合う。





「ちょ、ちょっと無視ですか(汗)?」


大事な話してんのに。




「それよりも、コーヒー飲みてぇ…」


それよりも(泣)!?





「…はーい・・」


私はしゅんとしながらキッチンへ行き、お湯を沸かし、お客さん用のカップを出す。

玄関からは、まだ慶と二匹が遊んでいる声がする。