「……Zzz」


!?

目をつぶり、スースーと寝息を立てている慶。

そして、ゆっくりと慶の目が開いた。




「……あ‥寝ちまった・・」


寝てたんかい!!!!!

ちょっと、緊張感なさ過ぎでしょ!


私たち、今さっき両思いになって…キスしたばっかりなんだよ??





「……ん〜」


眠そうに目をこする慶。




舞い上がってるのは…もしかして私だけなのかな?

好きな人と…両思いになれて・・嬉しいのは……もしかして私だけ?






「…彩良」



すると、慶は立ち上がりあくびをしながら言う。




「もう家ん中入れ。風邪ひいちまうから…」


慶はそう言って、新しいタバコに火をつけた。