「…………」

「‥‥‥‥」


さっきからお互い話さない。

ってゆうか…慶が話さないから、私も話さないんだけどね。


慶に手をひかれて数十分が経ち、私は変わらず足元と地面しか見えない状態で歩いていた…




慶‥今なに考えてるんだろ…


聞きたいけど…さっきの慶の怖い顔が浮かんで、話しかけられない……







すると…急に立ち止まる慶。

私はそっと、かぶされたパーカーを外した。



ガチャ…



目の前にはタクシーが停まっている。

慶はずかずかとタクシーに乗り込み、運転手に行き先を言っているようだ…


私も慶に続いてタクシーに乗り込む。



すると、タクシーはゆっくりと走り出した……









………………
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