「五十嵐くんもさ〜、さっさとSaRAに告ってほしいよ…」

「・・・・」

「…告白できないのは、やっぱり恥ずかしいとか、自信がないから？」

「…うん」


初恋で‥しかもあんな完璧な人に告白とか……超酷だよ。

絶対、絶対無理！

でも…



「…慶の‥‥気持ちは・・知りたいな……」


私は、正直な想いを口にした。




「……五十嵐くんの‥気持ち？」

「…うん。私のこと‥どう思ってるか……」


もじもじと指遊びを始める私。



「まあね〜そりゃあ知りたいよね……あ〜ぁ、私が五十嵐くんに聞ければ１番いいんだけどな〜」

！

遠くを見つめながら言う紅。



「でも今時、中学生じゃあるまいし……そん‥」

「それいいね！」


身を乗り出す私。

紅は「は？」と驚いている。




「それいい！紅が慶に、私のことどう思ってるか聞いてよ！」