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がやがや…‥


テレビ局に着きトークの収録を終え、次は歌の収録。

スタッフが慌ただしく動き、ステージを組み立てる。


一足早く衣装を着替え終えた私は、その様子を端っこでぼんやりと眺めていた。





「…疲れたか?」



すると、隣に慶がやってくる。

慶の衣装‥かっこいい。やっぱりなんでも似合うな…




「うん、ちょっとね…でも大丈夫!」

「あんま無理すんなよ…」

「うん。ありがとう…」


私を気遣うように、タバコを吸いながら言う慶。



少し元気になった気がした…





「慶さーん!先にスタンバイしてもらっていいですか?」


スタッフが慶を呼ぶ。

慶は軽く返事をして、ステージへ上がって行った。




♪♪♪♪♪…


そして慶はギターを抱え、音を調節しながら弾き始めた。