パシャッパシャパシャ


目の前はフラッシュの連打。

私は次々とポーズを決める…



今日は雑誌の撮影。

私は黒いロングドレスに、ゴツいダイヤモンドのクロスのネックレスをしている。




洋服はなんでも着こなす。

なんでも似合ってなければ歌姫じゃない…

アクセサリーはゴージャスに。

いいものを身に付けてないと、歌姫じゃない…


私は歌姫という位置をわかってきたつもり。

いくら世間が私を歌姫と呼んでくれても、私自身努力しなければいけない…。

歌姫であり続けるには、何倍も頑張らないといけない。



最近わかってきたよ・・・



だから、私はどこか歌姫を演じているんだ。

たまに本当の自分を見失いそうになるけど…




「じゃあ、ちょっと休憩しましょう!」


カメラマンがそう言うと、皆それぞれ休憩をとっている。

私も楽屋に戻り、ひと息いれることにした。