すると、インターフォンを押す前に、玄関から慶が出てきた。




「あ…こんばんは」

「…あがって」


慶は、グレーのスウェット生地のオシャレなズボンにパーカーを着ていた。

いつもよりラフな服を着ている慶に、ちょっとドキドキしてしまう…





「おっじゃまします♪」


紅が先に玄関に入っていく。



「お邪魔しまーす…」


私も紅に続き、玄関に入りブーツを脱いだ。




きれいな玄関……ってゆうよりか、なんもないな(汗)

靴箱がないけど…靴はどこにしまってるんだろ?



「ここゲストルームだから、荷物とかはここに置いて…」

玄関のすぐそばにある、小さな部屋を指差す慶。

私と紅は、その部屋でコートを脱いだり荷物を置きリビングへ向かった。







「よ!お疲れ〜」