『…はい』


慶の声!



「紅とSaRAでーす♪」


紅が笑顔で言う。




『…入って』


ウィ――ン…‥


すると、セキュリティーが解除され、マンションの自動ドアが開く。

紅とマンション内へ入り、エレベーターに乗り込んだ。






チ――ン…‥


エレベーターが8階に止まる。



ここ何階建てなんだろ?

私んちよりもデカいような……





「あ…!」


エレベーターを降りてすぐの部屋に、《五十嵐》とかかれた表札を発見。


ガチャ…




「よぉ…」