「‥んで?今度は何よ??」


テーブルにひじをつき、アイスカフェオレをストローでかき混ぜる紅。


バレンタインのことで困った私は、またまた紅を呼び出した。

今日やってきたのは、カフェ。




「えっと……バレンタインのことで・・」

「バレンタイン?」


私は呼び出した訳を紅に話した。





……………
………



「…‥なるほどね〜」


全て話したあと、紅はケーキを食べながら考え込む。

私もタルトを食べながら、紅の答えを待っていた。





「どうしたらいいかな?」

「…まずは、やっぱり本人に聞くしかないじゃない?会話の中で自然に『慶って甘いの好き〜?』とか聞いてみれば??」

「で、でも……」


それだとさ・・・




「……バレンタインあげるって、事前にバレるのが嫌なんだ?」