私はそんな慶に見とれながら、慶の手を握りしめた。

慶と手を繋ながら、砂浜を駐車場まで歩く。



ってゆうか…私、慶と手つないでる!!!


さっきは泣いたから、それどころじゃなかったけど…

今はめっちゃ緊張する!!


めっちゃ手に力入るし!

手に汗かいたらどうしよう…







「しかし、今日はよくしゃべったな…」



すると、慶がタバコを吸いながら話始めた。




「そ、そうだね!」


私は慶と手をつないでいる緊張を忘れようと、必死に口を開く。



「結構お互いのこと話したな。彩良のこと…よく知れた気がする‥」

「あ‥私も……」


一瞬、私の手を握る慶の手に力が入る。




「なんか…修学旅行みたいだったな(笑)」