慶の手から伝わってくるぬくもりを感じながら、私はしばらく泣き続けた。


慶は黙って私の手をひいて歩いていた…

まるで、私を支えてくれているようだった‥‥










……………
………



慶に手を引かれ、しばらく歩きまた座れそうな場所を見つけ腰掛けた。


泣いてスッキリした私は、超元気に復活していた。




「あ…!貝殻みっけ♪」


座りながら砂浜の砂をいじっていたら、かわいい貝殻を見つけた私。



「ほら慶!貝殻♪」


私は慶に、拾った貝殻を見せた。




「ハイハイ。」

「なにそれ〜!リアクション薄っ!!!」

「だって…どうリアクションすればいいんだよ(汗)」

「…『うわぁ〜かわいいね!』とかさ!」

「うわぁ〜かわいいね!」

「私が言ったままじゃん!!!!」

「ハハ」