紅・・


私は、紅が心配して来てくれたことに気づくと…すっと胸が軽くなった。

そして、さっきの事務所で立ち聞きしたことを、ゆっくり紅に話した…







…………
………
……




「え??なにそれ〜♪ちょっとちょっと、なんなわけ!!!?」


紅に全てを話した私。紅は超興奮している。



「…わ、わかんない。紅はどお思う?」

「五十嵐くん、絶対SaRAに気があるよ!間違いないって!!」

「いやいやいや!それはナイって……!!」

「なんでよ!?じゃあ、なんで小西 陽菜のバンドに入らなくて、SaRAんとこには入るわけ?そりゃあ、小西がイヤなのはわかるけどさ!」


カルビを頬張る紅。

紅も陽菜のことが苦手みたいだ。




「…で?あれから五十嵐くんとの進展は??」




「別になにもないよ。まぁ、毎日メールする程度かな…」