「……で?こんなメールをいきなり送ってきたワケは??」


私に、自分の携帯のメール画面を見せる紅。

メール画面に表示された文章は、さっき私が送ったメール。





「まぁ、落ち着いて!とりあえず乾杯〜♪」


ビールグラスを持ち上げる私。


紅とやってきたのは、都内の焼き肉屋。

ここは隠れ家的なお店で、個室があり、顔バレしにくいので、よく使うお店のひとつ。




「ささっ、食べてよ!今日は私のおごりだからさ!!」

「んなことはいいから、なにがあったのよ!?早く言いなさい!!」

「〜〜〜〜(汗)」


そうしたいんだけど…なんか恥ずかしくなってきちゃって・・・




「いや…別に、たいしたことないんだけどね・・(汗)」


私はタン塩をさっと焼き、紅の小皿に乗っけた。



「たいしたことなくたっていいよ。なんかあったんでしょ…?遠慮しないで話なよ」


紅はタン塩に、レモンをジュッとかけながら言った。