先読みしていた輝好は余裕でかわすと、後ろへ下がった。


西園寺の初発で他の奴らも輝好に拳を向け始めた。





1発・・・





2発・・・





3発・・・





4発・・・





軽快にかわしていく輝好だが、10人相手に避け続けるには無理があった。


反撃に出た輝好は、まず自分に掴みかかってきた奴に対し姿勢を低くし、みぞおちに拳を入れた。


食らった奴はうめき声を上げながら、地面にひれ伏した。