1時間程談笑し、2人は秋覇に見送られながら水城家を後にした。


帰り道、2人は秋覇について話合った。


「秋覇ん家ってさ、何かあるよな~」


「あまり首を突っ込むなよ」


昔から突っ走ったら帰ってこない凛の性格を、輝好はよく知っていた。


「でもさ!友達だったら気になるじゃん!」


確かに、輝好も少し気になっていた。


だが、それよりも神音の方が問題だ。


1から捜査のやり直しで、輝好は頭が痛いばかりだった。


「調べるなら1人で調べろよ」


「?何か輝好不機嫌??」


輝好の変化に目ざとく気付いた凛は、それ以上秋覇の話題に触れることはなかった。