「鷹須賀君!!ごめんなさい!」


来て早々、神竜は地に着くのではないかと思うほど頭を下げた。


「本当に、本当にごめんなさい」


神流は頭を上げると機嫌を伺うかのような眼差しを輝好に向けた。


これでは帰ろうと思っていたなどとは言えない。


「・・・喉が渇いた」


輝好はゲートの中に見える自動販売機を顎で示した。


「・・・許してくれるの?」


「行くぞ」


「うん!」