「誰だろ…。分かんないや。この人、私とどういう関係?」


「お前の弟だ」


神音は驚き、目を見開くと写真を凝視した。


いろんな方向から見たりしているが、結果は変わらなかった。


「お前…俺より年上だったんだな」


「失礼な!…まぁ、自分でもちょっと驚いてるけど」


神音は外見においても中身においても、よくて同い年、もしくは年下にしか見えない。