全過程が終了し、結果1-7は5位で終わった。


夕方の帰り道、輝好が緑道を歩いていると、借り物競争のときに一緒に走った少女が目の前に現れた。


「鷹須賀くん!!」


緊張からか少し体が震えている。


「何か用か?」


無愛想な返事をした輝好に一瞬たじろいだものの、自分に言い聞かせるかのように胸に手を当てた。


「私、あなたのことを好きになったんです!友達からでいいので…」


「俺はそういうのに興味はない」


彼女が言い終わらないうちに、輝好は彼女を突き放した。