幻・・・?





まさかな・・・





輝好は嘲笑したが、自分にしか見えていない時点で自分の方がおかしい。


それだけは確かだった。


「おい輝好!早く帰ろーぜ」


今日は帰ることにし、後日もう一度ここに来よう。


そう心に決め、輝好は二人のと共に元来た道を帰り始めた。


「あなた、私が見えるんでしょ!?また来てね。絶対来てね!!」


輝好にのみ聞こえる声が洞窟内に木霊した。