「おせーよ!輝好!」


凛がバス停の前で手を振りかざしている。


その隣にもう一つの人影が見えた。


近づくとそのシルエットが誰なのかはっきり理解した。


「おはよう」





水城 秋覇━・・・・・





何故こいつがここに・・・?





「お前らいつから友達に?」


輝好の問いかけに二人は顔を見合わせると凛が答えた。


「昨日、たまたまバイト先に秋覇が来てさ。そんで仲良くなった!」


秋覇の腕を掴みピースサインを送る凛の姿は、新しい友達が出来てうかれている小学生みたいだ。





たまたま・・・?





本当にそうなのか・・・?