橘さんは目を見開いた…… だか直ぐに静かに目を閉じ 少し間をあけてから……小さい声でいった……。 「女の人………。」 「えっ?」 「昔…東京駅と神田駅をつなぐ電車でなにかありました??」 「昔?」 「はい…なんでもいいんです。誰かが行方不明になったとか事故にあったとか……」 行方不明?? そうえばっ! 「まみっ!」 忘れかけてた記憶のパーツが一瞬にして すべて元通りになった。