…………。


ここは…?

病院…?

そっか、病院に運ばれたんだ…。



「お前が優珠華をそそのかしたんだろ!!」


ドカッ


お父さんの声だ…。

なんでいるの?

どうしたんだろう…。

やばい。

フラフラしてる。



ガラッ


ドアを開けた。


「來斗…?」

そこには頭を下げているの來斗の姿が…。


「本当に本当にすいませんでした。」

頭を下げる來斗。


「もう、優珠華に近づくな。」

お父さんが厳しく言った


「…わかりました。」


え…?

もう会えないの?

そんなのやだよ…


「お父さんっ!來斗は何も悪くない!!悪いのは私なんだよ。」


必死に言う私。

「いや、優珠華は悪くない。悪いのは優珠華をそそのかしたこの男だ。」


來斗の背中がどんどん小さくなっている。


來斗…。

やだよ。

離れたくないよ…ーーーーーーーー