ミーンミーン…

蝉の鳴き声が聞こえる。

もう7月なんだ…


「これからテストを帰すぞ~。」

蝉の鳴き声に負けないくらい大きな先生の声が聞こえる。

どうせ今回もだめだったんだろうな…。

私の気分はどんどん沈んでいった。



私は神野 優珠華(カンノ ユズカ)。

光稟(コウリン)高校っていうに高校に通っている2年生。

ちなみに特進クラス。

一応この辺では超名門校らしい。




なぜこんなにテンションが低いかっていうとね…

今日はとうとう期末テストが帰ってくるの。


最近の成績は下がりっぱなし…。

もう、なにもかもがダメになっていたんだ。