次の日
学校が終わり來斗の家に帰ると來斗の部屋から声が聞こえた。
ガチャ
「…ただいま。」
「あ、おかえり。」
來斗は笑顔で答えてくれた。
ドキッ
なんか私、変だ…。
來斗の笑顔見るだけでどきどきしてる…。
なんだろう、この気持ち。
「ね~來斗~この人誰?」
「ん?あ、優珠華の事?優珠華は今、ちょっと訳ありで俺ん家に住んでるんだけだよ。」
「いいなぁ~ 綾夏も住みたい~。」
「だめだ。綾夏は家に帰れ。」
「え~。來斗のいじわる。」
そう言ってほっぺを膨らませる。
なんだ、この人達、付き合ってるのか…
そう思うと悲しくなってきた。