「バカじゃないの? いや、アホか」



そんなことを龍が言ってるとも知らずに食堂まで全力疾走した



そして食堂の扉を勢いよく開けた





はぁはぁ……は?



「魁利が一番か、しかも8秒。本気だった?」



「え? だって蓮二さんが10秒以内って」



まだ息上がってる…はぁー



「あんなの冗談に決まってるだろ? やっぱアホだな魁利は」



「蓮二さんがあんなこと言ったからだろー?!」



俺が呆気にとられていると皆ぞろぞろと集まってきた



「よし、集まったな」



何の話があるんだろう



「じゃあ今からS寮食堂ミーティングを行う!」



ネーミングー!!! センスなさすぎ!



トントン



振り返ると龍がいた



「龍!!」



「お前本気で走っていったからおもしろくてさ」



「笑うな、龍のバカ」