彼らも豪達と同じなのだろうか?



まさか敵対するチームがあたしを連れ去った?!なんて事ないわよね?



あわあわするあたしを「バカかあんた…」と言って冷たい視線を送る"銀メッシュ"。



「なっ…こんな所に連れてこられて動揺しない人間なんていないわよ!!」



そう言いって、あたしは思いっきり"銀メッシュ"を睨む。



「同様してる割には度胸あんじゃねーか…俺を睨みつけるなんてなぁ」



ぐっと引き寄せられ、鼻すれすれまで顔が近づく。



"どん"と胸を押し離れると、また腕を捕られる。



「はっ…気がつぇー女…でも嫌いじゃねー」



「あたしはごめんよ」



はっきりと言いきると、「はっ…やっぱいいよあんた」と笑った。