すっと一つの扉の前で降ろされる。 「………?」 何って顔で豪を見れば、後ろから「豪…」と言って袋とタオルを差し出した彼。 「おお泰治…ありがとな」 「ごゆっくり~」 そう言ってパチンとウィンクすると、鼻歌混じりに立ち去った。 「ここシャワー室だから浴びてこいよ…後これっ着替え、適当に見繕ったからわかんねぇけど着ろよ」 「…………」 「鍵かかっから安心しろ」