「僕、ソロじゃなくてもいいよね?大翔。」





「いいけど……作詞って、間に合うの?今月中には仕上げるんだよ?」





大翔は心配そうだ。




「何とかなるよ。それに今、僕は幸せだから何でもできる気がするんだ。」





……あっ、余計なことを口走っちゃった。




4人の目が輝いてる……。




「良介……何があったの?」




……しまったと思っていると、大翔がそう聞いてきた。




「いや、あの、その……。」




その日は、結局僕のことを聞く座談会になってしまった。




……里奈ちゃんに出逢ったこの日、




僕の心に新たな光が差し込み始めた。