「……良介?いつになく頬が緩んでるけど……何かいいことでもあったぁ?」 事務所に戻って、メンバーの圭悟にまず言われたその言葉が衝撃的だった。 「……何でもないよ。」 僕と圭悟は比較的仲がいい。 圭悟は一番かわいい顔をしていて、かつ性格もかわいい。 「まぁ、いいんだけどさ。」 圭悟はそう言って、お菓子を頬張った。 「大翔は?」 「トイレだと思うよ。」 圭悟は笑いながらそう言う。