「そっかぁ。でも、まさか光樹がりょうくんと親友だったなんて……」




「良介はトップアイドルだからさ、俺と仲がいいって学校のやつらに知られると、良介に迷惑かけるかもしれないからさ。黙ってたんだ。」




光樹が僕たちの話をすると、彼女はしみじみとした様子で、納得をしていた。



「里奈ちゃん。」




「は、はい!」




……うわ。分かりやすく緊張してる。




「あのね、これ僕からのプレゼント。」




そう言って、僕は封筒を取り出した。




「えっ……そんなりょうくんからプレゼントなんて……」




……感動してる。


なんかいちいちツボをつくっていうか、こんな甘い感覚は生まれて初めてだなぁ。