月仁さんが私を見た
「佳歩が何も言わないから今年は誕生日忘れられてると思ったよ」
「ごめんね。黙ってて。驚かせたかったの」
月仁さんが私のお腹を摩りながらいつものように「ただいま。びっくりしただろう」って赤ちゃんに話しかけてる
「お兄ちゃんお腹すいたよ」
「ホントに桃花は食いしん坊だなぁ」
「じゃ乾杯しましょう」
私は芋焼酎を出した
「うわっ佳歩これ」
「飲みたいって言ってたから取り寄せたの」
「やったぁー」
月仁さん
お父さんとお母さんの前で
すっかり子供に戻ったみたい
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…