「でっ…、でもさっ、別に"好き"って感情じゃないと思う…。ってか愛梨…、それあたしのゼリー…。」


一番最後に残しておいたゼリーを愛梨に食べられた…。


「ごめん杏。代わりにこれあげるから♪」


「ありがと…。」


愛梨がくれたのは、こんにゃくゼリー。


だったら最初から自分の食べればいいのに…。


「杏はさ、風戸くんを見て、なんて思う?」


何帆乃香いきなり…。


「え?フツーにカッコいいと思うよ?」


「それだけ?」


「えっ…?」


「ドキドキしたり、胸が締め付けられたりしない?」


何言ってるの帆乃香…?


「うん…?目が自然と行くのは確かだけど…、それだけ…かな…?」


「「「えぇーっ!?」」」


な、何よ3人とも…。


あたし何か間違ったこと言ったかな…?


思ったこと言っただけなのにな…。