「ん、完了。ありがとな、ケータイ。」


「ううん。」


「俺のケー番とアドレス、登録しといたから。いつでも連絡して来いよ。何なら授業中でも…♪」


「ははっ♪ありがと♪じゃああたし急いでるから行くね!!」


「あぁ!!」


風戸くんのケー番とアドレス……!!


やったーっ♪!!


嬉しすぎるよーっ♪!!


あ…、紀ノ川さん…!!


ヤバーい!!


あたしは廊下を全速力で走った。