ー3分後ー


「…莢乃。」


「あっ、やっと来たー♪」


「……何の用だよ。」


「……。予想はついてるんでしょ?大翔。」


「……。」


そう、あたしが呼び出したのは、まぎれもなく大翔。


「そこのカフェでいい?」


「…あぁ。」


あたしたちは桜冠に近いカフェに入った。


「俺コーヒー。」


「じゃああたしはアイスミルクティーで♪」


注文をして飲み物が運ばれてくるまで何もしゃべらなかった。


飲み物が来てからも、しばらくは2人とも黙っていた。