「そのままの意味。相手が自分の気持ちに気付くわけでもなく、応えるわけでもない…。相手が自分のほうに向いてるかさえも分からない。違う？」
……。
帆乃香怖ぇよ……。
急に専門家みたいになりやがって…。
しかも痛いとこついてきてるし…。
カウンセラーか!!っつーの…。
「それにしても達也って、あんな真剣に告れるキャラだっけ？」
「……うっせぇ//」
ある意味帆乃香苦手だな……。
……口には出せないけどな。
「……とりあえずまたいつも通りに話す!!ぎこちないのも変だし、何より一緒にいるあたしが困るし、意識しすぎて何も話さないのも避けられたと思い込まれやすいから。じゃあまた明日ね。」
「……お、おぅ…。」
結局帆乃香は何がしたかったんだ……？
わざわざ盗み聞きまでして……。
謎……。
……つーかさっき帆乃香に言われて、余計杏を意識したんだけど//
とりあえずまた明日だな……。
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