あたしはいつも通り、昼休み屋上に向かっていた。
もちろんお弁当を2つ持って…//
ガチャ
「お待たせ♪待った?」
「………いや…。」
「……そっか。よかった。」
気のせい……かな……。
大翔に元気がないように感じる……。
何かあったのかな…?
「でねー今日ねー、」
「……。」
「帆乃香がねー、」
「……。」
「……って、大翔…?」
「……。」
「聞いてる…?」
「…………杏。」
突如あたしの名前を呼んだ大翔。
「どうしたの?」
…これから起こることに全く気付かなかったあたしは、呑気に笑ってたんだ……。