なーんか不思議な気分……。
でも全然イヤじゃないな♪
「杏、大翔、あたし…裏の顔封印するよ♪」
「…うんっ♪」
「それで、いつかは裏の顔なんて存在しないあたしになれるように頑張るね♪」
「うん♪」
「2人とも、いろいろごめんね♪そしてありがと♪また会いに行くねっ♪バイバイッ♪」
莢乃が大きく手を振ったから、あたしも振り返す。
莢乃が屋上を出て行ったあと、あたしは大翔の隣に腰掛けた。
「…この1週間、濃かったな。」
「そうだね…。」
「でも俺は嬉しかった♪」
「え…何が…?」
「俺を信じてくれて、嬉しかった♪」
「え…//う…うん…//」