「杏、5限までには帰ってきなね♪?」
「あっ……帆乃香!!」


察したのか、帆乃香はあたしより一足先に教室に戻った。


「あ……えと…、今日…ごめんね。お弁当作れなくて…。」
「…平気。」
「…莢乃が作ってきたの?」


莢乃ならやりかねないからね…。


「や、買った。」
「そっか…♪」


なんか安心してる自分がいる…。