ハニーブラウンの
サラサラした髪も

エメラルドグリーンの
透き通るような瞳も

あたしを心配してくれる
お兄ちゃんのような優しさも

全部全部、
大好きだった。


だからこそ
ずっと傍に居たくて

あたしが莱の
1番になりたかった。


…――ねぇ、莱。

あたしが髪を
チェリーピンク色に染めたのだって、
いつでも莱の視界に入りたかったから。

莱があたしを見失わないように、
莱のため、だったんだよ。





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  桃 色 チ ェ リ ー
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