こんなにめんどくさい僕を、誰が欲しがるだろう。


僕の思考回路は、自分でさえ複雑に絡まった矛盾を解(ほど)く事は出来ない。



僕に5万円の価値は無く、特に今日の僕には千円程度の値段がつけば充分だ。





今日は結局僕を休ませてあげる事は出来なかった。



また980円の切符を買って、電車に乗り込んだ。
今度は中途半端な時間のせいか、席にあぶれる事は無かった。

まだ、体調は良くならないしふらふらしているが、身体が欲して、飲みたくてたまらなかった薬をいつもより多めに飲んだ。


普段起こらない事が起きすぎて、気が動転してるんだ。
大丈夫、もう。
何も起こらない。

家に帰って、ゆっくり休もうね…僕。


今日は日曜日だから、親父は仕事が休みで落ち着いてるはず。
僕は今日はもう誰にも気をつかわないで、僕だけの事を考えていればいいんだ。