事が終わって、下着姿のまま
僕たちはベットで寝っ転がっていた。

彼の腕が僕を温かく包んでくれていて、それだけでなんだか眠れそう。



「聞いてもいい?」

「ん。」


彼の低い声は、とても落ち着く。
心を許してしまいそうで、
この人なら、僕を大事にしてくれそうで…


「歳はいくつ?」

「17。」

「高校は?」

「行ってない。」

「なんであんなところに居たの?」



………。
軽蔑される…。
そう思ったら、言葉に詰まってしまった。

何となく、この人には見捨てられたくないな、と思った。


「わかってるくせに。」

可愛くない答え。
だけど、本音。


「君の口から聞きたい。」


「軽蔑…しない?」

声が震えた。