お金が絡むだけで、僕はその行為に夢中になる。 決してその行為が好きなわけじゃない。 好きとか嫌いとか、その程度すら思わない。 なんだか、僕は哀しくて寂しくて仕方がなかった。 大丈夫だよ、僕… 痛かったね、僕… 辛かったね、僕… もう大丈夫。 僕がついてるから… ねぇ僕? まだ家に帰りたくないね。 少し遠くまで、行こうか。 こうして僕は僕を宥めた。