ひとつになれなくていいよ。

手が繋げないし
千尋さんに抱きしめてもらう事もできない

僕が千尋さんに抱きつくことも出来ない


そんなの、要らないんだ。



僕の隣に千尋さんが居てくれれば、それだけで…



一緒に居る事が日常になった日。
“付き合ってる”なんて口約束じゃなくて、正式の僕たちが認められてみんなに祝ってもらえた時、今以上に幸せになれるのだろうか?

一緒に居るという事が形になった時、愛の形を知るのかな?


僕の愛の形は、千尋さんそのものだけど…


消える事のない、本物の…愛の形、千尋さん。

僕の前から消える日は、どうか来ないで。
いつまでも、いつまでも…



愛してる。

あと何回言えるかな?



終わりなんて来ない、そう信じてるよ。




「結婚って言葉、ゆーきから言ってくれるなんて思ってもみなかった。」

僕は千尋さんから言ってくれるのを待ってたんだけどね、って言ったら千尋さんは困った顔をするから、もっと見たくなった。