ちょっと待っててね、と店長は病室を出て、入れ違いでハルと父さんが入ってきた。



「どうだ?気分は。」



気分って言われても…
分からない…

なんで此処に居るのか、


僕が目を覚まさなかった?


「脈と血圧測るから、寝てろ。」



そっか、僕…
バイト中に倒れて…

それから…



「タツヤ!タツヤは?!今どこに居るの?!」



「……」

タツヤ…


父さんは何も話そうとしなかった。

「ねぇっ!」


「…わかった。良いから、落ち着け。話はそれからだ。」


何なの?
そんなに言いづらい事なの?

普通気になるでしょ…



普通…